こんにちは。ねこ太です。スポーツは哲学である!
『走ることについて語るときに僕の語ること』(著:村上春樹)を読んで
以前「【マラソンのすすめ】アイデアが湧いてくる!?悩みや不安が解消されるよ! - ねこ太のいきいき充実生活!」という記事を書いたときに、少しだけ触れた村上春樹さんの著書『走ることについて語るときに僕の語ること』について紹介させてください(*^^*)
村上春樹さんとマラソン
村上春樹さんがランナーとしてスタートを切ったのは、専業作家となった1982年になります。
それから現在まで、国内外の数多くの大会に出場し、フルマラソンではなんと3時間半を切ったこともあるそうです!
小説を集中して書き続ける体力をつけるため、冬はフルマラソン、夏はトライアストンを続けているということですが、なんとストイックなんでしょう!(>_<)
お忙しいだろうに。感服します(__)
本の内容について
練習内容、走るためのフォーム論といった、タイムをあげる指導書ではありません。
それよりももっと大きいテーマである、“生き方”、“考え方”に視点を当てた自叙伝になってます。
走ることが村上春樹さんの生き方をどのように変え、村上春樹さんが創る小説をどのように変えてきたのか、具体的なエピソードと共に綴られております。
哲学的に語られる村上春樹さんの生き方、考え方については、マラソンをやっているやっていないに関わらず、読者のみなさんは驚かされ、感銘を受けるのではないでしょうか?(*^^*)
本を読んだ感想
一文だけ紹介させてください。
『走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。それらはやってきて、過ぎ去っていく。でも空はあくまで空のままだ。雲はただの過客にすぎない。それは通りすぎて消えて行くものだ。』
むむむ!本当にその通りだと思います!
それを雲に例えて語ってくれるあたり、日本が誇る文豪のなせる業ですよね!
走っているときでも脳は働き続けてるんですが、その考えを意識するとけっこう面白いんですよね!(*^^*)
あの時大変だったなーと過去に浸っているときもあれば、どうでもいいくだらないことを考えているときもあります。
そうかと思えば、私が存在する意味や世界の仕組み、この世の成り立ちみたいな壮大なテーマについて考えているときもあります。
そして不思議と走り終えるとその考えは消えるものがほとんどです。
走っているとき何を考えているの?と聞かれて、全てを答えられないのは忘れてしまったからなのでしょうかね、、、?
ですが、私も走ることを通して多くのことを学びました(*^^*)
忘れてしまったことも、考えたことはあるものとして私の奥深くに眠っているのではないでしょうか?
そういう意味では、走り、考え、忘れることは無駄ではないのではないかと思います(*^^*)
なぜかって言われると答えることができないのですが、なんとなく、そのおかげで私が在る気がするんですよね。
まとめ
読む本というより感じる本です。
上手く本の魅力を伝えることができないのが悔やまれますが、この本を読めば人生観が変わると思います!(*^^*)
是非手に取ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。